2018年9月7日(金)
天気 : am 小雨 7時過ぎ結構強め その後晴れ間が見えるも小雨 雲の流れが早かった
pm 12時前頃には雨はあがり その後は晴れ時々曇り
気温 : 9.5℃~
水温 : 12.8℃ 11.6℃
水量 : 増水
ハッチ : ?
釣果 : 岩魚
Hit Pattern
ゴールデン羆 #10
2018試作パターン #13
羆パラ #11、13
ピーコック岩魚 #11、13
パラアント(OG) #13
スパイダー #13、14、15
待ち合わせが4時だったので少し仮眠をとります。
何と言ってもハードな1日になるのですから。
夢を見ました。
釣りをしている時の夢です。
ロッドが粉砕
リールのグリップがポッキリ
偏光グラスがポッキリ
最悪な夢( ̄▽ ̄;)
トントンと窓ガラスを叩く音で目が覚めます。
ほんと最悪な夢でした( ̄▽ ̄;)
起こしてくれたのはきんさんです。
はい、今日はきんさんとのデートです。
となると・・・( ̄▽ ̄;)
大型台風が去り
秋晴れ最高!! なんてタイミングだと思っていたら
世の中そうそううまくいきません。
天気予報を見るのが嫌になる感じの予報です。
1週間前にきんさんからメールが届く
入渓路”アソコ”にしませんか!?
と・・・
そのルート一度だけトライし、見事に間違えたとこです。
普段ならその場での突然の提案が定番なのに、1週間も前に事前申告(^_^ゞ
心の準備が出来るので
ほんとーーーーに有難い!!
でもね、そのルートは
超ピンポイントもいいとこ
そこっ!! ってとこに狙って降りなければならないのです。
ヘタすればとんでもない斜面を降りる事になる。
身動きとれなくなる可能性もある。
もっと最悪なのは狙ったそのピンポイントより下流に出てしまう事。
これ、ほんと最悪なのです。
そうなると・・・
考えただけで体が硬直するような通らず越え&滝越えがあるのです(^_^;)
だから絶対に、絶対に下流には降りたくない。
地形図と航空写真の特徴からルートを選定します。
似たような景色
且つ変なルートに迷い込めば間違いなくザイルの出番となってしまうわけです。
と、そんな1日がスタートです。
4時20分林道歩きスタート
5時前降下開始です。
天気が悪く視界不良
おまけに雲がかなり低い
土砂降りじゃないだけ助かりました。
狙った尾根を外さないよう慎重に進みます。
途中何度も現在地を確認し、進む方向をチェックします。
とにかく先が見えないので慎重になります。
超方向音痴で街中では簡単に余裕で迷うきんさん
どうやったらそこに行く?って迷い方をするきんさんが
奥山での方向感覚は間違いない(たまに間違えるが)のがホントに不思議なのです。
そして、そして・・・
流れが見えた時の安堵感!!
最後の斜面を下るとき、気の緩みから2mほど軽く滑落(^_^ゞ
下が落ち葉でフカフカだったから止まると思っていたのだが、ズルズル止まらず・・・
うつ伏せ状態で泥だらけです。
1時間かけて見事狙った場所に降り立つ事に成功!( ̄- ̄)ゞ
その代償
両足既にプルプルです。
HPの残30%です(^_^ゞ
こうなるとドーピング剤を総動員するしかありません!
何と言っても退渓が物凄くしんどいのですから。
たっぷり休憩を取ります。
きんさんにはもう少し体力を消耗して欲しいので、下流にある滝壺までダッシュで向かってもらい一勝負して頂きます(^_^)v
前置きが長すぎました、すみません。
いよいよ釣り開始!!
初めのポイントで2投目・・・
ドスン!!
はい、32.5cmっす(^_^)v
凄い1日の幕開けです。
自分が尺上を釣ると・・・
速攻できんさんがその上を釣ります。
2~3cmぐらい大きいサイズを釣るのです(^_^;)
でも、この日は違いました。
何が違うかと言うと、2~3cmなんてものではなかった。
3段下まで下られランディングした魚は衝撃です。
はい、37cmです( ̄□ ̄;)!!
おいおい、そんなの釣りますか(^_^ゞ
さっきのが小さく思えるのですけど・・・
この1匹のお蔭で二人ともサイズ感が完全に麻痺です。
9寸? 普段の7寸ぐらいかな。
泣尺出てもネット使わず、まぁ型は良いけど・・・ね。 って二人して苦笑い。
8寸~泣尺ぐらいまでは何本も出ましたよ。
かなり出ましたよ。 普段なら全然OKサイズですよ、間違いなく。
でもねぇ~~(^_^ゞ
俺のコンディションはと言うと
フラフラで踏ん張りが効きません。
太ももパンパンで力が入りません。
その状態が一向に改善されず、ずっとずっとその状態維持となりました。
渓のコンディションはと言うと
増水で薄濁りです。
台風で大水が出た痕跡があちこちにあります。
直撃を食らわなかったエリアでもこの有り様、その威力を改めて感じます。
日本は温帯地域から亜熱帯地域へと完全に変わってしまったわけで
更にこれだけの台風が毎年来る事になると、日本の自然は間違いなく変わってしまう。
当然生態系も変わるでしょう。
どうなるんだろうと不安に包まれます。
でも・・・
今日は・・・
とりあえず・・・
驚く釣果に興奮状態が続く、この時間をたっぷり堪能する事にしよう!!!
7時ぐらいに少し雨脚が強くなったけど、雲の流れは早く天候は回復!
昼前には雨はあがり晴れ間が広がる、気持ち良い空気に包まれました。
フライが落ち即反応するのは泣尺ぐらいまでが大半です。
食う気満々で待ち構えています。
でも、フライが漂っても反応しない良い感じのポイントがあります。
ココはいるでしょ!! ってポイントです。
そう言う時は、ちょっと多めに流します。
あえてフライを強めに落としたりします。
そうすると・・・
ドスン!! と来るのです。
たぶんですけど、大物が陣取っている一級ポイントには他の魚は入れない。
今日の大物って、めっちゃごっつい奴らね。
そんなごっついやつらは比較的底にいてフライに気付くのに少し時間がかかるようだった。
台風で渓が荒れ未だに増水
更に薄濁りと言うコンディションだったのが
その要因の一つかなと。
そんなめっちゃごっついやつらって、どんなんなの?
って思いますよね。
ちょっとだけご紹介います。
まずは、胴体太過ぎやろってヤツ
悪党のような顔つきなヤツ
背中盛り上がってるやんってヤツ
いやいや驚きです(^_^)v
支流の分岐でどうするか作戦会議
それによって退渓路が変わるのです。
どのルートでもキッツイ退渓が待っている事に変わりはないのですけどね(^_^ゞ
まずは右の支流を少し攻めて、戻り左の支流を詰める事に決定。
頭の中は既に退渓の心配が占め始めてます。
何と言っても入渓時のダメージが回復せずでココまで釣り上がってきたのですから。
と言うわけで右の支流を小滝までやった時点で自分は戻り左を攻める事にさせてもらいます。
でも、きんさんにはもっと体力を消費して欲しいので、その目の前の滝を越えて気が済むまで攻めてもらう事にしたのです。
そしたら、あれ? もう戻ってきたって言うぐらいの時間で戻ってきたのです。
極端に反応が薄くなり諦めて戻ってきたのかなと思っていたら
なんと山親父出現で退散してきたって( ̄▽ ̄;)
流れはだいぶ細くなり、もうそんな出ないかなって思う。
普通ならね。
源流の源流です。
あっさい流れです。
そんな流れでパワー負けしそうになるぐらいなヤツが出るのです。
疲労感ハンパない状態だけど、目の前の現状に興奮してしまう二人。
流石にもう出ないでしょ!
って登りつめているのですが
まだ出るのです。
ラストは
なんと
32です。
もうね、驚きと言う言葉では言い表せない状態です。
夢のような時間が終わり地獄の退渓です(^_^ゞ
15時20分、その地獄の時間が始まります。
当然直ぐに息は上がり足は上がらなくなります。
1歩滑っただけでアウトな状態です。
滑るなら右斜面じゃなく左斜面だななんて思いつつ
足元に集中しゆっくり確実に歩みを進めます。
途中なんど休憩! って叫ぼうかと思ったか・・・
左足がズルッといき冷や汗たらしながらもがんばってよじ登ります。
16時過ぎ
無事到着であります。
もうこの瞬間の安堵感と達成感と言ったら!!
吹き抜ける優しい風が最高に気持ち良くしてくれるのです。
あとは林道歩きだけです。
車に戻り
『おつかれした!!』
心の底からそう言えるこの瞬間がたまりません。
最高の1日の締めくくりは当然温泉です。
受付のおねぇさんが町内料金にサービスしてくれた、これまたラッキー(^_^)v
湯につかり、今日一日を振り返ります。
うまく表現出来ませんが
『いや~~凄かったぞ!!』
こんな単純な言葉しか思いつかず(^_^ゞ
きんさん
どーーーもでした!!!
最高の1日した。
予想を遥かに超える1日を過ごした翌日は・・・
予想を遥かに超える激しい筋肉痛に襲われております(^_^ゞ
photo by kin-san
photo by kin-san
photo by kin-san
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32.5を筆頭に、尺上、尺だけで
12本!!!
凄かったぞ(^_^)/