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  • 執筆者の写真tokuichi

山梨

更新日:2021年8月14日


2020年9月11日(金)

天気 : 晴れ!

気温 : ちょうど良い!

水温 : errorにより計測不能

水量 : ちょい増

ハッチ : ?

釣果 : 岩魚

Hit Pattern

 CDCブラ羆  #11

 CDCブラピーコック  #11

 羆尽くし2020  #10





さて、どうレポを纏めるか? と悩む釣行になった(^^ゞ


今日はきんさんとの釣行です。


きんさんとは1年振りですね。

生活拠点が変わりそんな簡単にご一緒出来なくなり、コロナもあり1年振りとなりました。


今年は釣行回数少なく、更に8月の体調不良で体が出来上がっていない。


でもね・・・


きんさんは今年初釣行なんです。そう解禁日です。


初日にこんなとこイケる? 普通無理ですよね。

まぁこの方が普通でない事は言うまでもないけど( ̄▽ ̄;)



4時過ぎ合流し2台連なり林道を走ると


あれ????

通行止めとなっており、違う林道を進む事になってしまった。


迂回出来るかと思ったら、迂回も出来ない。


さて困りました。


迂回した先のゲート前の駐車します。


地図ではここから、予定していた駐車ポイントまでは1km、このぐらいならココから行きましょう! となる。


でも、この1kmが・・・


往復で2km増えた事になります。 これが最後の最後に試練をもたらすとは。



5時林道歩きスタートです。


快調に歩き降下ポイント到着は1時間後です。


ピンソールミニを装着し、メットを被ります。


相変わらずこっち? どっち? となりますが、予定していたルートを維持します。


そしてザイルの出番です。


集中!!


ズルっと逝きながらも、慎重に降ります。


この場所、近い将来通れなくなるかもと思うほど崩落が進んでます。


無事難所をクリアし、最後の最後です。


2mほど滑落し、無事? 渓のほとりに降り立ちます。


途中まで降りて、このフカフカな状態なら滑っても大丈夫かな

と、思った次の瞬間にはズルズルとなり止まらず、です。

1m降りるとこを間違えた、もう少し上手側なら、こうはならずに済んだかな。

軽く反省です。


汗が噴き出て止まりません。

太ももプルプルです。


今回の装備です。





サコッシュおNewです。

サコッシュ幾つもっているんだか(^^;)



しっかり休んでいる間にきんさんに探ってもらう、これ何時ものパターンね。


そのきんさんの探りでその日の感触がつかめる事が多いのです。


まぁサクッと2~3本釣ってくるだろう、1本はそこそこサイズだろうな。

なんて思っていたのですが、まさかの反応なし!!


流れがだいぶ変わってます。

相当な大水が出たのだろう。


ヤバシ!


とは言え、この時点ではそこまで心配はしていませんでした。


この時点では(^^ゞ




全く反応がない


精鋭パターンをアレコレ試すも驚くほど静まり返る流れ。


チビが反応した! とチビが話題に出てしまう事態です。


脳ミソフル回転で、引き出し総動員で、どうにか解決策を見つけ出そうと必死に探ります。

しか~~し、全く答えが見つかりません。



昨年の台風がこれほどの状況を作り出しているとは。


まさかここまでとは。


台風に限った話ではないですね、台風ではなくとも台風以上の豪雨で被害を出す事も珍しくない。


こうなると、わたくしのスキルでは太刀打ちできんσ(^_^;)?


7時半ぐらいから釣り始めて、きんさんが待望の1匹を釣ったのが確か2時間以上経過していたかな。


貴重な貴重な1匹です。

この1匹で折れかけた心がどうにか折れずに済みました。






となれば、自分にもそろそろ来るんじゃね? と集中力高めます。


世の中そうは甘くない、全然ヘタクソです。


もーーー無理! って何度叫んだことか。


こんなにヘタクソか? と、だんだん自信を失っていきます。


こうなればひたすら打ちまくる!


打って打って打ちまくる!


だが、しかーーーし


フライは漂うだけ( ̄▽ ̄;)


うそだろ、まさか完全にぼうずとなるのか?


なんて思い始めたころ


待望の1匹目が訪れたのです!!


既に後半戦に突入していた、3時間半以上経過です。



その1匹とは・・・


なんと・・・


薬指サイズ


もう泣けてきた。





絶好のポイントを目の前にして平静を装っていても

あざとい下心見え見えで魚に見透かされている時ありますよね。


この時点で勝負あり、完全に負けなのです。

こればかりは長年経験していても克服出来ません。

大人になっても子供のままなのです。

そんなに欲深いわけじゃない方なんですよ。

特段サイズに拘ったつりしているわけではないしね。

お願い、山の神様、川の神様、ご利益お待ちしております!!


と、神頼み状態にまで陥る自分。



退渓のために少し戻り別の支流を釣り上がります。


でも、神様は見捨てなかった。


もうね、安堵と言う言葉では言い表せないほどの1匹です。





29です。


この時既に11時過ぎ、長かったぞ。


この1匹でどうにか精神的な状態は保ことが出来ました。


肉体的な疲労も軽減され、集中力復活です(^_^)v



その後28とお兄さんサイズを追加し、13時半頃、そろそろ退渓時間も気になり始めた頃です。


流れはだいぶ細くなってきたが、流れが合わさり、岩の下にエグレが出来てそうなポイント。


一投目、何事もなく


二投目、何事もなく


三投目、レーンをちょいかえたところ、エグレの下から黒い影がフライを吸い込んだ!



デカイ!!


下流に走られるもランディング体制に入る、ネットがコードに絡んでてほどくのに手間取っていると


今度は一気に1段上まで登られる。


そうそうこのパワーだよな! なんて思いつつ


意外と冷静に対応出来、主導権を握らせないようにロッドでコントロールします。


一発でネットに収まった岩魚は、もう十分!!


『よっしゃーーー!』 思わず叫んでしまうほど嬉しい1匹です。







32、マジで嬉しい岩魚。


ラストチャンスをものにし、感極まります。


バシバシ写真撮影です。






この日、きんさんにはデカイのは3回ほどチャンスがあったようです。


これまでの経験上、プレッシャーを掛けたり煽ったりすると案外動揺するところが見られたりする。


でもね


最後の最後に必ずと言っていいほど、こちらの想像を超えるヤツ仕留めるのです。


だから、今日はそっとおとなしくし、一切煽らずプレッシャー掛けずにいたのです。


ご本人は相当悔しがってましたよ。


この状況で3回もチャンスがあったのですから当然です。


と言うか、この状況で3回もチャンスを引き出すスキルにはやはり驚きますね。


だって、シーズン解禁日なんですよ。


まったく”普通”じゃない。


でもね、きんさんの同世代の交友関係を聞く限り、きんさんが特殊と言うわけではない事が判明しました。


類は友を呼ぶと言いますよね。


まさにソレです。


きんさんが特殊に思えないぐらい、濃い友人に囲まれているようです。



その後数匹追加し、計7匹ぐらいでした。


驚いたのは・・・


この日のminサイズを更新する1匹を釣った事。


なんと薬指サイズを下回る小指サイズ(^_^ゞ


ちゃんと上顎にフッキングしていたのには驚きました。



きんさんはツ抜けはしていたでしょうね。


二人とも前半から中盤は悲惨な状態でしたが、後半盛り返しどうにか心壊れずに済みました。





休憩し栄養補給し退渓の準備をします。


台風で途中の危険な個所が崩落していたら絶望的だったのですが、どうにかギリ通れました。

とは言え、足がちょっとでも滑れば谷底へと言うシュチエーションですがね。



足が上がりません。


息があがり、苦しくて苦しくて、意識が朦朧としてきます。


でも、集中力を切らすと間違いなく人生が終わってしまうので、全集中なのです。

呼吸法を習得するための修行が必要だなと思う。



苦しさがあるから楽しさもある。

楽しい! と 苦しい! は、セットだと思う。

楽して楽しい! のが良いとは思うが、世の中そーはなっていないと思う。


だから、本当の楽しさを味わいたいなら、それなりに苦しむ事をおススメします。

とは言え、たまには楽に楽しみたいと心の底から思ってしまう。

本気で思ってしまう。

許せ!!

もう限界近しって状態だけど、腰は下ろさず、ゆっくりだけど歩みを進める。

そうすれば必ずゴールにたどり着けるのです。


最後は這い上がるような状態で、林道に倒れこみしばし行動不能状態にまでなってた。


林道で倒れこんだの久しぶりです。



もう無理! 絶対無理! って感じね。


はい、限界です。


吹き抜ける風が気持ち良く


酸素が美味い


達成感に包まれてます。


大気の状態が不安定で午後は崩れる事も覚悟していたが、1日快晴に恵まれたのはとてもラッキーでした。



そうそう、今回もラバーでした。


ラバーで正解!  入退渓ハードなとこは絶対に楽です。


でも、落ち込みや小滝を超える時は何度も焦ったけどね。



後は林道を歩くのみです。


そうです、林道です。


1km追加になった林道が最後の最後に控えているのです。


おまけにこの最後の1kmは登りなのです。


もーーー無理!


登れません!


勘弁してください、ごめんなさいm(__)m


全然足が進まん


驚くほどのスローペースで、その最後の1kmをなんとかクリアです。


自分を全力で褒めます。


良く頑張りました!!



この時、きんさんは、リアゲートを開ける時に発した一言が


「疲れたぁ~~」


でした。


そりゃ、わたくし限界超えるわけだよ。


つうか、やはり解禁日にこの工程普通にイケちゃうあなたは、やっぱ変態です。



今日はこれで終わりません。


ザックを車に入れる時、何かが落ちた


足元を見ると、ベアスプレーが転がっている


横目でみると


あれ? 安全装置外れてるな


と、次の瞬間


むせ返るおれ


枝かなにかに引っかかり安全装置が外れていたのだろう


そして、落下した時衝撃で一瞬噴射したのです。



もう強烈


こんな少し吸い込んだだけで、のどの奥がドエライ事になるとは


水でうがいし、とにかく吐き出す。


涙は流れるわ、よだれは出るわ、鼻水は止まらなくなるわ


コイツ直で食らったらたまったもんではない事がよーーく理解出来ました。


山親父でもこれはキツイ、間違いありません。 みなさんもご注意ください。





きんさんとはまた1年後になるかもしれませんね。


山菜の季節は一緒にと思うけど、来年もコロナがどうなっているか分からないしね。



ふらふらな状態で向かうは温泉です。


風呂場で確認したところ、アザが2か所、切り傷、擦り傷複数個所、温泉がしみます。


温泉&冷水を3セット


そして


マッサージマッスィーンで全身コース10分200円


完全にエンプティ状態から30%復活です。


この30%でも全く違うのです。


温泉施設に入る時の歩く姿と出ていく時の姿では全く別人かと言うぐらい違うのです。


生き返りました。


この疲労感と充実感がたまらないのです。





きんさん

 ありがとうございました!

 いや~疲れました。

 でも、心地よい疲労です。










photo by kin-san

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