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執筆者の写真tokuichi

山梨


2019年9月6日(金)

天気 : 岩魚釣りってこうでなくちゃ! って天気!!

気温 : 思ってたよりも暑かった!

水温 : 12.5℃

水量 : 渇水

ハッチ : ?

釣果 : 岩魚

Hit Pattern

 RYU-ftp  #11

 RYU-ftc  #13

 テンコ盛り贅沢G  #10

 CDCブラ羆  #11

 CDCブラピーコック  #11

 スパイダー  #14

 No.1BigDry947BL  #8

 テレパラ  #10

きんさんとです。

待ち合わせの4時になっても現れません、きんさんが待ち合わせに遅れるなんて記憶にない・・・

と思っていたら待ち合わせ時間は4時半でした(^_^ゞ

肋骨の痛みが少し残っている状態ではあったけど、このぐらいなら大丈夫だろうと決行です。

ゲート手前で支度をしていると1台の車がきた。

釣り人臭満載な車です。

その車、ゲートをあけて行ってしまう。

「おいおい、マジか!!!」

そんな不穏な空気に包まれたスタートですが気持ち良い朝です。

林道を歩きながらさっきの車が止まっていないかチェック

もしかしたら林道工事とか山仕事かもしれない。

にしては朝早いよなぁ~

なんて思いつつ歩きます。

降下地点着です、車はありませんでした。

では予定通りココからってことで、降下開始6時です。

獣道はあるけど、頼りにするのは景色のみです。

なんで、アッチか? そっちでしょ! とかなります。

ザイルの登場、そう難所です。

ズルッったら即死です。

谷底は遥かかなた

で、見事にズルッといく俺(>_<")

そりゃもう焦ったわけで

目の前で見ていたきんさん固まってたようなf(^_^;

ザイルに必死にしがみ付きギリとまったのです( ̄▽ ̄;)

反省点は2つ

  両足が揃った状態で滑ってしまった。

  滑った時に仰向けになってしまった。

別に気を抜いてたわけではなく、max集中してたのです。

ピンソールも付けてました。

より一層慎重になろうと心に誓うのです。

帰宅後確認すると・・・

このプチ滑落時に打ったお尻の右側は擦り剥け青タンになってたf(^_^;

この降下コースは1時間弱の予定だったのに、40分強で降りたのです。

いつにも増してきんさんのペースが早かった!!

そうなると必要以上に体力を消耗しているわけでして

ブワーーって噴き出た汗がなかなか引きません。

ですので、ゆっくり準備をします。

今日の狙いは怪獣クラスです!!

慌てない慌てない・・・

なんてゆっくり準備をしていたら、きんさんがサクッと33を釣っちゃうσ( ̄∇ ̄;)

こうなるとスイッチ入ります。

いや、強制的にスイッチを入れられた! ってのが正しいだろう。

まずは#10のパイロットフライで広く探ります。

早々に9寸登場!

テンポ良く交代しながら釣り上がります。

しかし・・・!

なんか様子がヘンなのです。

期待していたそれとは違うのです。

フライに出る岩魚はみんな疑う事なく素直に出ます。

岩魚のコンディションも申し分ない!

でも、明らかに魚影が薄いのです。

渋いのではなく薄いのです。

薄いと言っても全然釣れないとかではないですよ。

ん~~~~~~~~・・・

二人して首を傾げます。

大水が出た痕跡があちらこちらにある。

崩落した痕跡も至るところにあります。

俺の中での結論は大水で流されたとか死んだではなく、抜かれて減った、です。

となると味を占めた餌師がこの先も入るだろう。

そうなるとそうなると・・・

根こそぎ持って行かれてしまう可能性が出てきたわけです。

チビも確認出来たから大物のDNAは引き継がれるだろうけど、心配な状態になったわけです。

頼むからお持ち帰りは減られしてほしい。

時にチビとデカはリリースし残してほしい。

ほんとにお願いしますm(__)m

そんな状態だけど、きんさんはきっちり釣ります!!

この人は勢いにのると手が付けれないのです(^_^ゞ

そうこうしてたら、待望の尺です。

まっ、これで一安心です。

尺が釣れるまでに釣った岩魚も良いのばかりでした、確か29もいたかな。

この渓は緑のトンネルが延々と続く渓相です。

両サイド切り立っていて谷が深いからでもあるけど、その緑のトンネルの色が水面に映し出されます。

陽ざしが木々の間から降り注ぐと明暗のコントラストがとにかく綺麗なのです。

濃い緑、明と暗、いろいろな顔を表現してくれるのです。

パラシュート系のパターンだと、少し派手に出る時があります。

でも、CDCのパターンだと

ゆっくり近寄ってきて、パクッと銜え、ゆっくり戻ろうとします。

全く疑っていない。

だから1拍ではなく2拍ぐらい置いて、ゆっくり戻っていく動きを見極めてから合わせます。

この感覚はちょっと驚きました。

それだけ俺のフライ達が優秀なんだろうなって手前味噌ですけど。

完全に障害物競争状態なこの流れ

倒木だらけです。

こんなポイントでもこのお方はピンポイントで狙います。

自分もそこそこタイトに攻めますが、この方のそれには敵いません!

まともにキャスティングは出来ないし

張り巡らされた枝のトラップの狭い隙間に打ち込む

何度見ても「お~~!」と唸ってしまう狙い方です。

どうにか33が出てくれました、納得サイズです。

ココまで撮影した魚は1匹だけなので、この岩魚はちゃんとリラックスさせた状態でバシバシ撮影します。

野性味あふれる岩魚達が多い。

この渓は結構大水が出るのだろう、この日も痕跡がアチコチにありました。

餌は豊富でも、この厳しい環境ではたくましくないと生き残れない、そんなたくましさがビシビシと伝わってくる至極の岩魚達なのです。

きんさんがやらかします。

怪獣クラスに不意を突かれ痛恨のバラシ

悔しがるその姿はデジャブ

「確か前回もやりましたよね~」で二人爆笑!

支流の分岐に着きました。

きんさんには右に行って頂きたっぷり体力を消耗したもらって・・・と思っていたら

予定よりも早いので一緒に行きましょう! と言う提案。

確かに早いな・・・

右の支流はアップダウンがそこそこ激しいのです(^_^ゞ

ではちょっとだけ行きますか!

と釣り上がるも・・・

ほどほどで

やっぱ引き返してランチ休憩してます! 宣言し戻る事に。

存分に堪能してください!!

と言い残し戻ります(^_^)v

ゆっくりランチを堪能しつつきんさんが戻るのを待ちます。

体力を消耗する事を願いしつつ待ちます( ̄▽ ̄)ゞ

ココでアクシデント

老眼鏡紛失( ̄□ ̄;)!!

何処で落としたか心当たりありません。

そうなると後は気合いと根性で切り抜けるしかありません。

日陰はダメなので日当たりの良いとこを探します。

いよいよ終盤です。

流れは細くなり、どこまで魚が遡上しているかです。

魚影そこそこの区間アリ

きんさん仕事が早くフライ復活作業が追いつきません。

更にココでも尺上釣る!

となると、こちらもスイッチが入ります!!

ちょっとした落ち込み、それほど広くはなく、フライ流せても1mぐらいそんなポイント

狙い通り白泡の下からヌ~~~と表れ疑う事なくフライを銜える。

2拍置いて合わせを入れてからさ~~大変。

何度もエグレに潜ろうとする

パワー勝負です。

ロッドを立てるとラインが岩に擦れる可能性があるので寝かせ応戦です!

ティペットは交換したばりなので心配なし

マジで強ぇーー!

なんとか猛烈な突っ込みに堪え浮かせて一発でランディング(^-^)/

今日イチのパワーは立派な体高によるものと納得の魚体です、33に納得(^_^)v

ヒレが立派です、ヒレの白線が凄く綺麗です。

このクラスになると銜えたフライと取ろうと指を突っ込むと

その歯で指を切ります。指が傷だらけになります。

さて、そろそろ終わりかなぁ~と言う雰囲気に包まれてきたとき

イイ感じで流れが細くなりストレートな流れをなしていたポイントが現れます。

水深もこの区間にしてはある

これは居るな!!!

右の岩盤きわっきわは留守

となれば、ど真ん中で勝負です。

気付かれるわけにはいかないので少し距離をとります。

一頭地を陣取り餌を独り占めするならココ! ってところです。

静かにフライが消える!

さぁ~大変!!!

コイツも凄いパワー

ロッドが思いっきり弧を描きます。

楽しむ余裕は一切なし(^_^ゞ

とにかくパワー負けしないこと、右腕に力が入ります。

さっきの一匹に引けを取らないパワーの持ち主は、コンディション抜群で今日イチの美形32でした。

もう十分!!

そんな一匹で今日を締めくくる事が出来ました。

狙っていた怪獣には出逢えず、思いの外魚影は薄くなっていたけど、ラストの一匹出来過ぎです。

竿を畳みます。

前回同様のミソスープタイムです(^_^)v

予定よりも1時間半近く着いたのでゆっくりまったりタイムを堪能します。

頭上には気持ち良い青空が広がり

記憶に残る素晴らしい岩魚と出逢い

手には極上インスタント味噌汁

なんと贅沢な時間か!!

でも、そんな贅沢な時間の後には

そう、地獄の時間です。

とこのタイミングで退渓路に関して提案があります。

『同じ労力ならこっちのルートが良くない?』って言う理由なんだけど

そっち終盤林道に出られそうにない気がする・・・

等高線狭すぎじゃね?

確かに”同じ労力”なら、ですが・・・

とりあえずこの日は却下です!!

それでは行きますか!!

で、登り始めて3分でもう限界( ̄▽ ̄;)

足取りは重く

酸素を吸っても吐いても心臓が悲鳴をあげます。

噴き出る汗には、いろんなものが混ざっているに違いない。

デトックス効果には抜群だろう

体に溜まった老廃物

仕事のストレス

邪念

その他、いろんなモノが混ざったドロドロな汗です。

とっくに限界を超えて、もう勘弁して!! って泣きそうになります。

でも止まって腰を落としたらしばらく動けなくなるのは間違いない

だから、ゆ~~~~~~~~~くりでも歩みを止めない。

亀よりも遅い歩みですが、今はこれでも全開なのです(^_^ゞ

林道に出た時は、もう這いつくばって最後の最後の気力を絞って登り切った状態でした。

今シーズン一番しんどかった、間違いなし!

もうね、どうにでもしてってぐらいな状態で、しばらく動けず。

自分の耳を疑う出来事が起きるのです。

きんさんから・・・

 『 今日は疲れた! 』

って( ̄□ ̄;)!!

思わず

えーーーーーーーーーーーーーー! って

こんな衝撃的なセリフを聞くとは思ってもいませんでした。

途中体力消耗してもらったけど、それでも俺のペースで退渓していたら、その間に体力が戻ってしまうような体の構造を持った”人”なのに!!

どんな大物よりも衝撃を受けた一言でした。

そりゃ俺疲れるわけだよ、納得です。

今日も無事車に戻る事が出来ました、感謝です。

有り得ないぐらいグッタリでしたけどね。

きんさんと分けれ温泉に向かいます。

温泉でしっかりリカバリーしないと大変な事になるのです。

入念に筋肉をほぐします。

下半身には冷たい水を掛けて冷やし、そして温泉に浸かる。

2セット実施します。

コレやるとやらないとでは全然違うのです。是非お試しあれ!!

PAで死んだように爆睡し帰路へ・・・

きんさん

 ありがとうございました!!

 いろいろありますが、体には気を付けて頑張ってください!

翌日、このレポをかいています。

楽しい時間を過ごした後は、代償が待っているのです。

当然筋肉痛に襲われています。

でも、代償はこんなものではありません。

真に恐ろしいのは明日(2日後)なのです( ̄▽ ̄;)

photo by kin-san

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